会津の沈金に使用される刃物は、薄い鋼を材料にした独特の刃を作る。そのため、彫りの深さも他産地のものと比較し、浅彫りで軟らかな感じの加飾が特長である。
金箔張りは、朱合漆に釦漆を少量混入した漆を、花綿につけ、彫り溝に摺り込み、金箔を真綿で押しつけるように張る。
会津では、金箔以外に金消粉や朱・松煙などの色粉を入れる場合もある。
DESIGN IDEA(会津漆器伝統技術2)福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター(平成11年3月,16p)P.11・12より転載
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