平極蒔絵

概説

明治14年の褒賞条令の施行によって、 金銀木杯の仕事を受けるためには、 従来の消蒔絵では規格に合わないので、明治17年に渡辺仙之助・池田清太郎はじめ7人を招き、平極蒔絵の指導をうけた。それ以後木杯の制作が盛んになり、この技法は一般の漆器にも使われるようになった。

会津では金粉の名称から、焼金蒔絵と言われている。

平極蒔絵の技法には、平蒔絵と高蒔絵があり、現在も叙勲の木杯に描かれる菊の御紋は、平極蒔絵の技術が使われており、椀や重箱、文庫や正月用品などに、幅広く活用されている技法である。


平極蒔絵工程表

1)置目

2)下絵付け(高上げ)

3)地描き(金粉・色粉蒔き)

4)地描き(粉蒔き)

5)摺漆

6)磨き(石砥磨き)

7)毛打ち・摺漆・磨き・仕上げ

平極粉・真綿

DESIGN IDEA(会津漆器伝統技術2)福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター(平成11年3月,16p)P.13・14より転載


福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター作成パンフレット pdf版

会津漆器伝統蒔絵特集

DESIGN IDEA No.20

福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター

平成7年4月発行,10p

会津漆器伝統技術1

DESIGN IDEA No.23

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平成10年3月発行,8p

会津漆器伝統技術2

DESIGN IDEA No.24

福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター

平成11年3月発行,16p

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