丸物製造工程

荒取り木地

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材料は栃(とち)や欅(けやき)などです。狂いにくくするため、大まかな形に削り充分に乾燥させます。

ろくろ工程

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良く乾燥させた木地を、ろくろを使って削り上げます。

木固め

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木固(きがため)。生漆(きうるし)を塗って目止めをします。

下地

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下地。木地に錆付(さびつけ)をします。錆は、漆と砥の粉(とのこ)を混ぜたものです。

下塗り

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下地を研いだ後、下塗として漆を塗ります。

研ぎ

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漆の密着を良くし、凹凸をなくすために研ぎ上げます。

中塗り

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中塗(なかぬり)として漆を塗ります。

研ぎ

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傷が無いかの最終チェックを しながら丁寧に研ぎ上げます。

上塗り

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ホコリや塗ムラのでないように気をつけながら、上塗(うわぬり)をします。塗り終えると、乾燥風呂(かんそうぶろ)に入れて、均一に乾燥するために、時々上下を反転します。

完成した椀

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漆の艶をそのまま生かした花塗(はなぬり)のお椀が出来上がりました。


丸物塗師

丸物塗師(まるものぬりし)から

塗にはホコリが一番の大敵。ホコリが出ないように、とても気を使うね。家族でも塗部屋には入れないよ。

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