令和3年度 文化財研修事業 技術研修会
日時:2022年2月22日・23日・29日・30日
会場:稽古堂 1F研修室
今回は、新型コロナウィルス対策のため、抗原抗体検査等の対策をした上で開催しております。
消粉を活用した蒔絵技法の研修 (4時間×6回、講評会)
会津漆器の大きな特色の一つが、消粉を使用した多彩な蒔絵です。
丸粉蒔絵と比べて比較的工程が単純なため、グレードの低い技法との誤解される事も多いようです。
しかし、消金地の独特の効果、蒔き暈し技法による絵画的表現の幅広さななど、そこには独自の技法的優位性を見ることが出来ます。
また、微細な粉を使用するため、地書きの厚み、粉蒔きのタイミング、蒔き暈しの色粉の入れ具合などの僅かな差で仕上がりが左右され、習得には長い修練が必要な技でもあります。
今回は、訓練校で既に基本を学んだ方が更に技術を高め、プロとしてのノウハウを学ぶ事を目的としました。
講師5名は全員保存会会員です。
講師: 照井 克弘 氏、本田 充 氏
講師: 佐藤 淳 氏、照井 克弘 氏
講師: 佐藤 直樹 氏、新田 和恵 氏
研修生:訓練校卒業生4名